TNC工法|外壁クラックを切らずに“貼って補修”
外壁のひび割れ補修といえば、クラック部分をU字型に削ってシーリング材を充填する
「Uカットシール工法」が一般的です。
しかし、既存の外壁を削る作業には、騒音や粉塵の発生、作業時間、周囲への養生など、
さまざまな課題があります。
株式会社ヤグチ技工が開発した「TNC工法」は、外壁を大きく削らず、
専用テープと塗材を使用してクラックを“貼って補修する”ノンカットフィルム工法です。

株式会社キョーワでは、TNC工法に使用する材料・工具の取り扱い、ご注文、
必要数量や施工方法に関するご相談を承ります。
TNC工法とは

外壁のひび割れ部分へ専用の「YGテープ」を貼り付け、YGコートと既存の外壁仕上げをなじませることで、クラック部分の防水性を確保しながら補修します。
従来のようにクラック部分をUカットする必要がなく、騒音や粉塵を抑えながら施工できることが大きな特長です。
正式名称は、外壁ひび割れ補修工法「ノンカットフィルム工法」です。
- 特許登録済み
- NETIS登録:KT-240083-A
- F☆☆☆☆登録
- 開発・製造元:株式会社ヤグチ技工
従来のクラック補修で、このようなお悩みはありませんか?

- Uカット時の騒音や粉塵をできるだけ抑えたい
- 居住中のマンションや施設で改修工事を行いたい
- 既存塗膜への影響を少なくしたい
- 補修跡が目立ちにくい工法を探している
- クラック部分の防水性を確保したい
- 工程や施工時間をできるだけ短縮したい
- 石綿含有の可能性がある既存仕上塗材への対応を検討している
TNC工法の特長
外壁を大きく削らないノンカット工法
TNC工法は、クラック部分をU字型に削るのではなく、専用テープを貼り付けて補修します。
既存の外壁を削る作業を抑えられるため、施工時の騒音や粉塵を軽減できます。
粉塵の飛散を抑えられる
既存塗膜や下地調整材には、建築時期や使用材料によって石綿が含まれている可能性があります。
TNC工法は既存塗膜を大きく切削しないため、切削による粉塵の発生を抑えた施工を検討できます。
ただし、石綿含有の有無については、施工前の事前調査と関係法令に基づく適切な判断・対応が必要です。
既存の外壁模様になじませやすい
YGテープをヒーティングガンで柔軟にし、専用ローラーで押さえることで、既存の外壁テクスチャーになじませます。
その上からYGコートや仕上塗材を施工するため、補修箇所の厚みや段差を目立ちにくくできます。
クラック部分の防水性を確保
クラックをYGテープで覆うことで、ひび割れ部分への雨水の浸入を抑えます。
補修部分の防水性を確保しながら、外壁全体の仕上がりにも配慮した施工が可能です。
居住中の建物改修にも適している
騒音や粉塵を抑えられるため、居住中のマンション、集合住宅、ビル、病院、福祉施設などの外壁改修にも適しています。
TNC工法で使用する主な材料・工具

YGプライマーE
クラック部分を中心に塗布する専用プライマーです。
YGテープと既存下地を安定して接着させるために使用します。
YGテープ
クラック部分を覆うTNC工法専用テープです。
初期接着力を調整することで、ヒーティングガンと専用ローラーを使用して、既存の凹凸模様になじませられるよう設計されています。
YGコート
YGテープを貼り付けた上から塗布する専用塗材です。
テープ部分を厚めに塗布し、外側へ向かって塗厚を少なくすることで、既存の外壁模様との段差を目立ちにくくします。
TNC専用ローラー
熱で柔軟にしたYGテープを、既存の外壁テクスチャーへなじませるために使用します。
前後左右へ丁寧に転がし、外壁の凹凸へ密着させます。
その他の使用工具
- ヒーティングガン
- ウーローラー
- 砂骨ローラー
- 刷毛
- 養生用品
- 消火用小型ボンベなど
必要な材料や工具をまとめて手配したい場合も、キョーワへご相談ください。
TNC工法の施工手順
1.下地処理
クラック部分とその周辺を、高圧洗浄または適切な溶剤拭きなどで清掃します。
汚れ、水分、付着を妨げるものが残らないよう、下地の状態を確認します。
2.YGプライマーEを塗布
クラック部分の乾燥を確認した後、ウーローラーを使用してYGプライマーEを塗布します。
クラックを中心として、幅300mm程度が塗布の目安です。
3.YGテープを貼り付ける
YGプライマーEの指触乾燥後、クラックがYGテープの内側に納まるように貼り付けます。
貼付方向が変わる場合は、適切な位置でテープを切り、重ね貼りします。
4.専用ローラーで外壁になじませる
ヒーティングガンの熱風をYGテープへ当てて柔軟にし、直ちに専用ローラーを前後左右へ転がします。
既存の外壁模様に合わせ、テープを凹凸部分へ丁寧になじませます。
5.YGコートを塗布
砂骨ローラーを使用し、YGテープの上へYGコートを塗布します。
テープ部分を厚めに、外側へ向かって徐々に薄く塗布し、既存のゆず肌模様などへなじませます。
6.仕上塗装
YGコートの施工後、既存の外壁仕様に合わせてフィラーやトップコートを施工します。
補修箇所の段差が目立たないよう、周囲の模様とつなげながら仕上げます。
施工前にご確認ください
TNC工法は、すべての外壁やクラックへ一律に使用できるものではありません。
施工前に、次の項目をご確認ください。
- 既存塗膜と下地の状態
- クラックの幅・深さ・発生原因
- 外壁表面の凹凸
- フッ素樹脂・光触媒仕上げの有無
- 石綿含有建材の事前調査
- 施工時の気温・湿度・乾燥条件
- ヒーティングガン使用時の火災対策
既存塗膜がフッ素樹脂または光触媒仕上げの場合は、それぞれに適したプライマー処理が必要です。
また、外壁の凹凸が大きい場合など、下地の状態によっては施工できないことがあります。
TNC工法と一緒におすすめしたい関連商品
魔法ローラー
爆裂部、欠損部、塗膜剥がれ部など、補修によって失われた既存の吹付柄を、ローラー施工で再現するための専用ローラーです。
コンプレッサーや吹付ガンを使用せず、現場の模様に合わせた部分補修を行えます。
魔法ZAI
魔法ローラーを使用して既存の吹付柄を再現するための専用塗材です。
魔法ローラーと組み合わせることで、爆裂・欠損補修後の模様合わせに使用できます。
爆裂アンカー
コンクリートの爆裂・欠損補修部分へ横方向の全ネジピンを配置し、補修材との一体化を図る補強アンカーです。
爆裂アンカーによる下地補修後、魔法ローラーを使用して既存の外壁模様を再現するなど、補修工程に応じた製品選定が可能です。
【爆裂アンカーの詳細はこちら】
TNC工法についてよくある質問
TNC工法は、どのような建物に使用できますか?
マンション、集合住宅、ビル、商業施設、病院、福祉施設などの外壁クラック補修に使用できます。
実際に使用できるかどうかは、クラックや既存塗膜、下地の状態を確認した上で判断します。
Uカットシール工法との違いは何ですか?
Uカットシール工法は、クラック部分をU字型に切削してシーリング材などを充填します。
TNC工法は、既存外壁を大きく切削せず、YGテープとYGコートを使用して補修する点が大きな違いです。
TNC工法の材料だけ購入できますか?
キョーワでは、TNC工法に使用する材料・工具のご注文についてご相談いただけます。
在庫、価格、必要数量、納期については、最寄りの営業所へお問い合わせください。
必要な材料数量を相談できますか?
施工予定のクラック延長、現場状況、必要な材料などを確認し、商品選定をお手伝いします。
施工図面や現場写真などをご用意いただくと、確認がスムーズです。
静岡県内で商品を受け取れますか?
キョーワは、静岡市・沼津市・浜松市に営業拠点があります。
在庫状況によっては店頭でのお渡しや現場への配送も承ります。事前に最寄りの営業所へご確認ください。
TNC工法の材料手配・施工相談はキョーワへ
株式会社キョーワは、静岡県を中心に、防水材、シーリング材、外壁補修材、塗装工具などを取り扱う建築防水材料の総合商社です。
TNC工法に必要な材料や工具について、次のようなご相談を承ります。
- TNC工法の材料を購入したい
- 必要な材料と工具をまとめて手配したい
- 現場に必要な数量を確認したい
- 魔法ローラーなどの関連商品も購入したい
- 静岡県内の現場へ納品してほしい
- 使用方法や製品資料を確認したい
静岡本社・沼津営業所・浜松営業所のうち、お近くのキョーワまでお気軽にお問い合わせください。
開発・製造元
株式会社ヤグチ技工
TNC工法の詳しい技術資料、施工動画、採用実績については、ヤグチ技工公式サイトをご確認ください。

